父のヘルニア手術録

2年前、父が椎間板ヘルニアを発症しました。

 

元々父の家系は腰が弱いのですが、父にもそれが遺伝していて

常々腰が痛い、手足がしびれるというったことを言っていました。

 

しかし日常生活に支障がでる程でもないみたいで、

わたしたち家族は大変だねー位にしか考えていませんでした。

 

しかしある日、父の職場の方から電話がかかってきました。

 

その時わたしはたまたま家にいたのですが、話を聞いたら

父が腰痛で動けなくなっているとのことです。

 

ビックリして職場まで車でかけつけ、そのまま大きな病院まで

連れて行きました。

 

痛すぎて動けないと言うので、とりあえず少しでも

患部を温めたら痛みが和らぐのでは、と思いわたしは

ホッカイロをタオルで父の腰に固定して安全運転をしていました。

 

振動も響いてかなり苦しそうに冷や汗まで出ていたので、

こちらも焦ってしまいましたが、なんとか病院へ到着しました。

 

ナースさんに事情を話し車まで担架を持って、

数人で父を治療室に移しました。

 

レントゲンを撮ってみたら椎間板ヘルニア、ということでした。

 

父はある程度そうじゃないかと分かっていたらしいので

驚いたりはしていませんでしたが、程度が酷いというので

そのまま手術しましょうという流れになり即入院。

次の日に手術でした。

 

諸々の入院手続きを父に代わり行い、即入院だったので

入院に必要な衣類などを用意して病室に運び、

母に連絡をして、と大変でした。

 

その時もずっと父は痛みを堪えていたので、

少し手が空けば腰をさすってを繰り返してました。

 

翌日に手術を行い、無事に成功。

 

抜糸までは身の回りの世話をしつつ、抜糸後に退院しました。

 

家での看病は当時学生だったわたしが請けおっておりましたが、

とにかく痛そうなので腰を温めて、

トイレや食事の手伝いも全て行っていました。

 

お風呂はさすがに入れられないので、身体を拭いてあげたりです。

 

あとは退屈、というので本を買ってきたり、自室にあった

テレビを運んできたり、と少しでも快適空間になるようにしてあげました。

 

そうして少しづつ回復し、1人でも歩けるレベルまでなったので、

最低限助けてほしいというところ以外はリハビリも兼ねて

自分でやってもらいました。

 

しかし立ったり座ったりが難しいようで、それは手を貸しましたが、

父は体重も75キロ程度はありますし、身長も高い方なので、重いのです。

それが一番大変でした。